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【New】ヴィブケ・クリントの世界
本書は、デンマークの著名なテキスタイルデザイナー、ヴィブケ・クリント（1927–2019）のメモリアル作品集として2020年に出版されました。全256ページの内、約9割近くのページを使い、イメージスケッチ、ドローイング、パターン画そして試作含めた作品写真の構成により、彼女のデザイン世界を十分に堪能することのできる一冊となっています。
ヴィベケ・クリントは1949年に、デンマーク王立美術アカデミー織物科を卒業。1954年には建築家 モーエンス・コッホ（Mogens Koch,1898-1992）の下で働きはじめ、建築・インテリアデザインの重要なカテゴリーとしてのテキスタイルを創作しました。
1954年には コーア・クリント（Kaare Klint,1888-1954）の息子で造園家の モーテル・クリント（Morten Klint,-1978）と結婚。同時期に、フィン・ユール（Finn Juhl,1912-1989）、ボーエ・モーエンセン（Borge Mogensen,1914-1972）、ハンス・J・ウェグナー（Hans J. Wegner, 1914-2007）など、デンマークモダンの錚々たるデザイナーとのコラボレーションを通してキャリアを築いていきました。
伝統的な北欧の織物技術をベースにしながらも、モダンで斬新な色使いや幾何学的なパターンを組み合わせたテキスタイルデザインは、その輝きを今も放ち続け多くの人を惹きつけて止みません。
60年ほどに及ぶキャリアを通して数多くの賞を受賞し、2000年にはデンマーク女王から「ダンネブロ勲章」（文化、芸術、スポーツなどの分野で特に功績のあった人物に与える勲章）を授けられました。
言語｜デンマーク語
著｜ Gitte-Annette Knudsen
サイズ｜239×307×35mm
ページ｜256
製本｜ハードカバー
発行｜2006
出版｜ GAK Forlag
ISBN｜9788799467051
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