Karin Bjorquist|formgivare pa Gustavsberg1 950-1995

【used】カリン・ビョールクイストの本

Karin Björquist : formgivare på Gustavsberg 1950-1995 - ateljén som försvann, en bildberättelse

Karin Björquist(カーリン・ビョルクヴィスト1927-2018)は、Inga Lisa Larson(リサ・ラーソン1931-)より4歳年長、グスタフスベリ製陶所G-STUDIO黄金期にデビューしたデザイナーである。市井の暮らしに生きる製品デザインを信条とし、一方ではノーベル賞 90周年記念式典のためのノーベル・サービス(Nobelservisen)でも著名な作家である。また、テーブルウェア領域を超え、建物内外の意匠、公共建築事業への参画など、その活動範囲は多義に渡り、ある意味、20世紀のインダストリアルデザイナーのあるべき姿を示した存在であった。Stig Lindgerg(スティグ・リンドベリ1916〜1982)の後任として、1981‐1986の間グスタフスベリ製陶所アート・ディレクターを務め、1994年まで活動した。

Karin Björquistは、スウェーデン中西部Säffle(Värmland)に生まれ育った。家は自転車店を経営し、幼年期、休日は家族でサイクリングに出掛けては植物標本を作り、植物のスケッチをすることが愉しみのひとつであったという。地元の学校を卒業した後、両親の反対を押し切り、1945年、首都ストックホルムの芸術大学Konstfack(HKS)に進学。当初は、夜学に通い昼間は働いて生計をたてていた。

工業デザイナーを志したKarin Björquistは、グスタフスベリ製陶所デレクターWilhelm Kåge(ヴィルヘルム・コーゲ1889-1960)の元へ花のスケッチ画とともに手紙を書き送った。それが目に留まり、Kågeの作品ARGENTAを制作するARGENTA Roomに見習いデコレーターとして働くこととなった。

Konstfack(HKS)最終学年には陶芸家Edgar Böckman(エドガー・ベックマン1890-1981)の指導を受け1950年に卒業。同年グスタフスベリ製陶所に正式雇用され、Stig Lindgergスタジオにアシスタント・デコレーターとして配属。だが早い段階で自身のスタジオを与えられた。Kågeスタジオの隣にである。

1954年、ヨーテボリRöhsska Museumの展示会にStig Lindgerg、Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ1899〜1981)とともに作品を出品、ニューフェイスとしてデビューを飾った。同年ミラノトリエンナーレでゴールドメダルを受賞。

1961年、Malmö Museumで開催された個展では、装飾タイルを出品し多くの話題を集めた。それらタイルは、ストックホルムの “ABF-huset” レストラン店内の壁面装飾用に創られたものであった。以降、テーブルウェアに限らず、建築、公共施設のマテリアルとしての磁器制作に向かった。NKデパート(Nordiska Kompaniet)のディスプレイ、ノルヴィケン庭園(Norrvikensträdgårdar)。同年、建築家Kjell Abramsonとともに、ストックホルム、セーデルマルムの地下鉄・路面電車駅マリアトリエット〈Mariatorget〉設計コンペで優勝。1963年、このプロジェクトのために、凹凸のある黄色い棒状タイル14,000枚がスタジオで作成された。さらにモスクワ、パリのスェーデン大使館内装などの活動が続いた。1970年代には、建築家Peter Celingデザインによるスウェーデン国立銀行及びその付帯施設開発(Brunkebergstorg)への参画がある。

テーブルウェアの領域ではSvart Ruter(Black Diamond1952)、Vardag(Everyday1957)、Kobolt(1958)、Konvex(1967)、Röd kant(Red Rim1968)、BL(1970)、フラワーポットOctavius(1970)、BV(1979)、Stockholm(1987)等があり、1991年にはノーベル賞 90周年記念式典のためのノーベル・サービス(Nobelservisen)を制作。ストックホルム市役所Blå Hallen(青の広間)での晩餐会で使用された。

1954年、Kågeが日本訪問時に持ち帰った作家作品や民芸品は、後に「日本のかたち」展としてNKデパート等で展示され、日本の手工芸品にみなぎる質素の美しさにデザイナーたちは大きく揺さぶられることとなった。Karin Björquistもそのひとりで、以来、訪日は大きな夢となった。それから13年後、1970年大阪万博の年にその夢は現実のものとなり、益子の濱田庄司工房等をKågeと同様に訪問した。二度目は、1984年に家族と共に京都を訪れた。氏が様々な形で体感した日本の陶芸や寺社仏閣建築の世界には大きくインスパイヤされたという。

本書は、Karin Björquistと、息子であるデザイナーであり写真家のJonas Lindkvistによって書かれた写真をメインとした作品集。


言語|スウェーデン語 
作|Karin Björquist, Jonas Lindkvist
作品|Karin Björquist
サイズ|265×290×20mm 
ページ|160  
製本|ハードカバー
発行|2017 
出版|Carlsson 
ISBN|9789173318402

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